「E-Compact」は、ネットワーク環境へ種々の端末装置の入力2点/出力2点の信号を入出力する事が出来るコンパクト及び廉価版の商品です。
この接点情報をネットワーク上のパソコンから監視することが可能となり、装置状態の異常時に適切な処置を素早く実施する事が可能となります。
また、RS-485コンバータとしての機能を持っています。
※ACアダプタ変更にともない、筐体が変更されました。
詳細は、 筐体変更のお知らせ(118KBytes)をご覧ください。
■製品特徴
1.クライアント機能とサーバ機能
接点入力のON,OFF状態が変化したとき、接点入力状態通知をサーバ側に通報するクライアントモードと、サーバとなりネットワークからの接点制御を待つサーバモードに対応しています。
また、端末装置RS-232Cからのトリガーでネットワークへの接続動作を行うクライアントモードと、サーバとなりネットワークからの接続を待つサーバモードに対応しています。
2.RS-485コンバータ機能
RS-485インターフェースを持つ端末装置とイーサネットを直接つなぐプロトコル変換機能に対応しています。
3.コンパクト&樹脂筐体
非常にコンパクトで軽量に設計されていますので、設置場所を選びません。
4.簡単初期設定
初期設定はRS-232Cから行うことができます。また、IPアドレスや接点入出力に関する情報を設定した後はTelnetを利用してメニュー形式による対話型で設定を行うことができます。
5.通信電文
E-Compact独自の電文フォーマットにより、接点入力情報の取得や接点出力制御を行います。また、接点出力制御時はE-Compactが接点出力制御後、応答電文を返送しますのでこの電文を受信することで、出力確認を行うことができます。
6.関連製品
Link-ind System
E-Compactと同サイズの筐体・オプションユニットを使用して、多数の接点入出力またはアナログ入力を監視することができるシステムです。
製品情報はこちらからご覧ください。
■製品概要
●本体
電源 |
ACアダプタ標準添付(AC100V) |
外形寸法(mm) |
112(W)×35(H)×60(D) |
重量 |
160g |
表示装置 |
動作状況表示用LED×3 |
環境条件 |
動作温度-10℃〜50℃
動作湿度20〜80%(結露しないこと) |
●有線LANインターフェース
物理層 |
IEEE802.3b準拠
10Base-T/100Base-TX |
データリンク層 |
ARP |
ネットワーク層 |
IP、ICMP |
トランスポート層 |
TCP |
アプリケーション層 |
Telnet、Socket、FTPサーバ |
●端末インターフェース(本体)
RS-232C |
D-Sub9ピン オス×1
1,200〜115,200bps |
接点入力 |
スクリューレス端子台×2
無電圧a接点、絶縁なし |
接点出力 |
スクリューレス端子台×2
オープンコレクタ出力DC24V100mA、絶縁なし |
●RS-485インターフェース
通信方式 |
2線式半二重 |
通信モード |
トランスペアレント/MODBUS |
通信速度 |
9600bps(初期値) |
コネクタ |
スクリューレス端子台 |
以下のファイルをダウンロードするには、ダウンロード認証フォームへの回答が必要です。
【ダウンロード認証の流れ】
- サムネイル画像をクリックすると認証フォーム(ダウンロード認証画面)が表示されます。
- 認証フォームで、質問への回答とお客様情報を入力してください。必要事項入力後、「確認画面へ進む」ボタンをクリックします。
- 入力内容に間違いがなければ「送信する」をクリックしてください。ご入力内容の確認画面に進み、5秒後にファイルのダウンロードが開始されます。
- ダウンロードが始まらない場合、「次へ」をクリックしてください。
- 複数のファイルをダウンロードする場合、ブラウザを閉じなければ、2つ目以降のファイルは、認証フォームに回答せずにダウンロード出来ます。
●カタログ
4版(2,925KBytes)
●取扱説明書
1.32版(1,870KBytes)
●サーバサンプルプログラム
バージョン1.01(13KBytes)
Visual Basic Ver6.0でWinsockコントロールを使用したTCP/IP通信サンプルプログラムです。サーバ動作するもの、クライアント動作するもの2種類を掲載しています。
●クライアント
サンプルプログラム
バージョン1.01(13KBytes)
Visual Basic Ver6.0でWinsockコントロールを使用したTCP/IP通信サンプルプログラムです。サーバ動作するもの、クライアント動作するもの2種類を掲載しています。
※カタログ・取扱説明書はPDF形式です。ご覧いただくにはAdobe社のAcrobat Reader 4.0以上が必要です。
※各圧縮ファイルはZip形式にて圧縮しています。別途解凍ソフトが必要です。
Ver.1.32
2014. 6
■不具合修正
・RS485通信でのクライアントモード動作の修正。
Ver.1.31
2013. 12
■機能改善
・RS485送受信切り替え時間を、設定にて変更できるように改善。
Ver.1.30
2013. 08
■機能改善
・電源投入時に接点出力が”ON”とならないようにするための改善。
※ハードウェアとしては、ナイロンコネクタタイプ(新規品)にて上記対応を実施しているため、Ver1.30はナイロンコネクタタイプ(新規品)にてご使用下さい。
プラグジャックタイプ(従来品)では使用することができません。
※バージョンアップされる場合は、特殊な作業が必要となります。
詳しい内容は弊社営業部までご連絡ください。
E-Compact全般について
接点入力や接点出力を行う装置をEthernet上から監視できるように通信変換を行う装置です。
また、RS-232C無手順通信装置をEthernet上からの接続/切断、データ通信を可能にするプロトコル変換機としても使用できます。
E-CompactのRS-232Cコネクタにパソコンなどを接続して行います。メニュー形式で設定項目を表示しますので、簡単に設定することができます。
ゲートウェイアドレスとサブネットマスクを設定できますので、大規模なネットワークでもご利用いただけます。
設定値は不揮発RAMに書き込まれます。よって、E-Compactの電源を落としても設定値が消えることはありません。
本体仕様について
電源アダプタ(AC100V)を標準添付しています。
本体をコンパクト化するため、スクリューレス端子台となっています。
接点入力、接点出力の仕様はどのようになっていますか?
接点入力:絶縁なし、無電圧a接点入力
・接点出力:オープンコレクタ出力、絶縁なし、負荷電圧DC24V、負荷電流100mA
※回路図などの詳細については、取扱説明書を参照してください。
外部からE-Compactをリセットすることは可能でしょうか?
E-Compactのスクリューレス端子台のリセット入力を短絡することによってE-Compactをリセットすることができます。
E-Compactと接続するRS-232Cケーブルを教えてください。
E-Compactと接続する機器をパソコンと接続する際に使用するケーブルを使用してください。
接点入力/出力及びRS-232Cを同時に制御を行うことは可能でしょうか?
接点入力/出力及びRS-232Cに対するTCPセッションは別々であるため、同時に制御できます。
通信仕様について
複数のパソコンから接続できます。ただし、次の制約があります。
・ シングルセッションのため1台のパソコンから接続中のとき、他のパソコンからは接続できません。
Ethernet上で通信プロトコルは何を使用しますか?
TCP/IPのソケットを利用したソフトを作成していただく必要があります。
サーバとして動作するとき、E-Compactから切断することはありますか?
基本的には、接続したパソコンなどからの切断要求を待って切断します。ただし、デッドジョブタイマー(初期値:90秒)が設定されている場合は、無通信タイムアウトの処理により切断する場合があります。
接点入力/出力について
E-Compactはサーバ、クライアントどちらの動作をしますか?
工場出荷時はサーバモードのみで動作します。初期設定からクライアントモードを有効にすることにより、接点入力の状態監視を行うサーバ動作、接点出力の制御および状態監視を行うクライアント動作の両方の動作を行うことができます。
サーバモードを動作させた場合、どのような制御及び監視を行うことができますか?
接点出力×2点の制御及び状態取得、接点入力×2点の状態取得を行うことができます。
クライアントモードを動作させた場合、どのような制御及び監視を行うことができますか?
接点出力×2点の状態変化通知を行うことができます。
TCP/IP上で通信するデータ形式について教えてください。
独自のフォーマット形式を使用しております。詳しくは取扱説明書を参照してください。
RS-232Cを使った通信について
E-Compactはサーバ、クライアントどちらの動作をしますか?
工場出荷時はRS-232Cサーバモードのみで動作します。
また、初期設定からクライアントモードを有効にすることにより、パソコンなどからの接続によるサーバ動作、RS-232Cからデータ受信時に接続を行うクライアント動作の両方の動作を行うことができます。
クライアントとして動作するとき、コネクションの確立/切断はいつ行いますか?
RS-232Cからデータを受信したとき、コネクション確立処理を行い、設定時間データ受信が途切れたとき切断処理を行います。また、E-CompactのDR信号がON時にコネクションの確立、OFF時にコネクションの切断を行うこともできます。
TCP/IP上で通信するデータ形式について教えてください。
RS-232C無手順データをTCP/IPに関するヘッダー/フッターを付加したパケットデータを作成して通信します。データ部は透過的に通信します。
RS-232Cからのデータはどういうタイミングでパケット化されますか?
以下の2つのタイミングにより、データパケットを生成します。
・ RS-232Cからの受信データサイズが1460バイトに達した時点。
・ 設定により登録されたRS-232Cから受信データの途切れ時間。
XON/OFF制御、RS/CS信号線制御、XON/XOFF+RS/CS信号線制御、フロー制御なしの中から選択できます。
RS/CS信号線制御を行う場合、初期設定のコントロールライン設定と、ディップスイッチの切り替えが必要です。
バージョンアップについて
接続中のパソコンの電源が落ちたとき、次の接続は行えますか?
下記に示す2通りの方法があります。
・Telnetにて遠隔からバージョンアップモードに切り替えます。その後、FTPを使用してバージョンアップを行います。
・E-Compactの電源をOFFし、ディップスイッチをバージョンアップモードに切り替えます。その後、E-Compactの電源を投入しFTPを使用してバージョンアップを行います。
※バージョンアップ中には絶対に電源を切らないでください。故障の原因となります。
トラブル・その他について
接続中のパソコンの電源が落ちたとき、次の接続は行えますか?
このような状態が発生する可能性のあるシステムでは、デッドジョブタイムアウトの設定を行ってください。この機能は、設定した時間通信がなければ、接続中のコネクションを切断する機能です。
Pingを利用して接続確認を行うことができますか?
可能です。E-CompactはPingに対応しています。
ディップスイッチの操作により、工場出荷値の設定に戻すことができます。その後、再度設定を行ってください。
可能です。通信するポートと設定内容確認のためのTelnetポートは別のポート番号で同時に接続できるように処理しています。
TCPコネクションが切り替わったとき、E-Compactのバッファ内データはどうなりますか?
E-Compactがサーバとして動作するとき、RS-232C接続機器へ送信するデータは削除されません。RS-232Cから受信するデータに関しては、TCPコネクションが確立したときにバッファ内データを削除する/しないの設定を行うことができます。
価格・購入について
弊社製品はすべてオープン価格になっております。弊社営業部までお問い合わせください。
弊社ではロット数によるお値引きをしております。詳しくは弊社営業部までお問い合わせください。
地域により異なりますが、標準仕様品はご注文をいただいてから通常2〜3日でお届けできます。
ご購入価格が\10,000以上(税別)の場合は無料です。\10,000未満(税別)の場合は恐れ入りますが\1,000いただいております。
サポート・修理について
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カスタマイズ・OEMについて
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