「Link-ind System」はイーサネットによりネットワーク環境へ種々の端末装置の接点入出力、アナログ入力を取り込むことができるシステムです。これらの情報をネットワーク上のパソコンから監視することが可能となり、装置状態の異常時に適切な処置を素早く実施する事が可能となります。
■製品特徴
1.コントロールボックス
イーサネットタイプのコントロールボックスを使用することができます。
2. オプションユニットの選択
接点入出力、アナログ入力など用途に応じてオプションユニットを選択することが可能です。オプションユニットは当社独自のRS-485インタフェースプロトコルによって、一つのコントロールボックスに対し最大31台接続することが可能です。
OP485-in接点入力×4 |
OP485-out接点出力×4 |
OP485-aiアナログ入力(電圧・(電流)測定)×4 |
3. 通報機能
接点入力変化、アナログ上下限警報または警報解除が発生したとき、コントロールボックスからTCP接続を行い、状態の通報を行います。
4. 多重化サーバへの対応
通報時プライマリサーバへの送信を試み、送信に失敗した場合、セカンダリサーバへの通信を行う機能を持っています。
5.ポーリング機能
監視サーバからポーリングにより、接続されているオプションユニットに対し接点入力状態やアナログ値の情報を取得することができます。この機能を使用することによりアナログ値の常時監視が可能となります。
6.メール送信機能
通報と同じ条件で最大6箇所の送信先に対してメール送信を行うことができます。発生内容ごとの送信メッセージ内容の設定や、送信する/しないの設定も可能です。
7.設定ユーティリティ
WindowsPC上で動作する設定ユーティリティソフトを用意しています。(無償提供)
8. 監視テレメトリングアプリケーション
WindowsPC上で動作するテレメトリングアプリケーションを用意しています。(無償提供)
接点及びアナログ入力の状態表示及び通報ログの確認ができます。
9.カスタマイズ
iNDでは、標準仕様以外にも個別に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
■製品概要
●コントロールボックス
電源 |
DC5V±10%
*ACアダプタ(別売) |
外形寸法(mm) |
112(W)×35(H)×60(D) |
重量 |
160g |
表示装置 |
動作状態表示用LED×3 |
環境条件 |
動作温度-10〜50℃
動作湿度20%〜80%(結露しないこと) |
●RS-485/RS-232C
RS-485 |
スクリューレス端子台
使用可能電線:AWG28〜AWG22(φ0.32〜0.65mm)
標準むき線長:9〜10mm |
RS-232C(設定専用) |
D-Sub9ピン オス×1
1,200〜115,200bps |
●LANインターフェース(E-Control-Box, Ops)
物理層 |
IEEE802.3準拠
10Base-T/100Base-TX |
データリンク層 |
ARP |
ネットワーク層 |
IP、ICMP |
トランスポート層 |
TCP |
アプリケーション層 |
Telnet、Socket、FTPサーバ、SMTP |
●オプション
OP485-in |
絶縁型入力×4
無電圧接点入力
DC24V ON/OFF入力 |
OP485-out |
絶縁型出力×4
無電圧フォトモス接点出力 |
OP485-ai |
アナログ入力×4
0-5V入力 (0-20mA入力対応は発注時指定)
分解能10bit |
P485-pow |
電源供給×4
コントロールボックス及びオプションユニットへDC5V供給 |
以下のファイルをダウンロードするには、ダウンロード認証フォームへの回答が必要です。
【ダウンロード認証の流れ】
- サムネイル画像をクリックすると認証フォーム(ダウンロード認証画面)が表示されます。
- 認証フォームで、質問への回答とお客様情報を入力してください。必要事項入力後、「確認画面へ進む」ボタンをクリックします。
- 入力内容に間違いがなければ「送信する」をクリックしてください。ご入力内容の確認画面に進み、5秒後にファイルのダウンロードが開始されます。
- ダウンロードが始まらない場合、「次へ」をクリックしてください。
- 複数のファイルをダウンロードする場合、ブラウザを閉じなければ、2つ目以降のファイルは、認証フォームに回答せずにダウンロード出来ます。
●クイックスタートガイド
2版(977KBytes)
●Link-indシステム解説書
2版(962KBytes)
●オプション取扱説明書
2版(850KBytes)
●OP485シリーズ取扱説明書
6版(1,638KBytes)
●E-Control-Box
設定ユーティリティ
Ver1.00(1,400KBytes)
●E-Control-Box
監視テレメトアプリ
Ver1.00(359KBytes)
●E-Control-Box取扱説明書
2版(1,709KBytes)
●マイナーチェンジと相違点について
2版(320KBytes)
※カタログ・取扱説明書はPDF形式です。ご覧いただくにはAdobe社のAcrobat Readerが必要です。
※各圧縮ファイルはZip形式にて圧縮しています。別途解凍ソフトが必要です。
Link-ind System全般について
「Link-ind System」とはなんですか?
Link-ind System(リンカインドシステム)とは、上位(監視管理センタ側)から(下位)状態検出現場側まで簡単に接続・リンクしてシステムを構築できるiND独自プロトコルの名称でありかつ弊社が提供するシステムの総合名称です。
「E-Control-Box」とはどのような製品ですか?
専用オプションユニットをRS485を使って接続することにより、接点入力/接点出力、アナログ出力しか持たない機器でも有線LANを使った環境での使用を可能にすることができる製品です。
接続可能なオプションユニットは下記に示すユニットがあります。
OP485-in | 接点入力×4点 |
OP485-out | 接点出力×4点 |
OP485-ai | アナログ入力×4点 |
RS-232Cコネクタにパソコンを接続し、メニュー形式で設定することが可能です。
また、WiB-Control-Boxでは設定ツールを使って設定することも可能です。
ゲートウェイアドレスとサブネットマスクを設定できますので、大規模なネットワークでもご利用いただけます。
設定値は不揮発RAMに書き込まれます。よって、電源を落としても設定値が消えることはありません。
本体仕様について
RS485形状はスクリューレス端子台となっています。使用可能電線はΦ0.32mm(AWG28)〜Φ0.65mm(AWG22)、標準むき線長は9〜10mm、推奨適合工具はマイナスドライバ(刃先巾2.6mm)となっています。
外部からE-Control-Boxをリセットすることは可能でしょうか?
スクリューレス端子台のリセット入力を短絡することによってリセットができます。
設定時、パソコンと接続するRS-232Cケーブルを教えてください。
E-Control-BoxのRS-232C及び接点入出力端子を監視、制御することができますか?
RS-232C及び接点入力×2点、接点出力×2点は制御、監視することはできません。
但し、RS-232Cは設定ポートとしてのみ使用することができます。
接点入出力の仕様はA接点B接点のどちらに対応していますか?
オプションユニットの仕様について
接点入力ユニット(OP485-in)のインターフェースは?
インターフェースは下記に示す通りです。
・スクリューレス端子台(4入力)
・絶縁有り
・入力許容:無電圧a接点入力あるいはDC12〜24VのON/OFF(条件有り)
接点出力ユニット(OP485-out)のインターフェースは?
インターフェースは下記に示す通りです。
・スクリューレス端子台(4出力)
・フォトMOS出力
・絶縁有り
・出力許容:負荷電圧AC150V及びDC150V、負荷電流100mA
アナログ入力ユニット(OP485-ai)のインターフェースは?
インターフェースは下記に示す通りです。
・スクリューレス端子台(4入力)
・入力仕様:0-5V(0-20mA対応は発注時指定)
・測定精度:±(スパンの0.3%+1digit)
通信仕様・全般について
複数のパソコンから接続できますか?(E-Control-Box)
複数のパソコンから接続できます。ただし、次の制約があります。
・シングルセッションのため一台のパソコンから接続中のとき、他のパソコンからは接続できません。
『監視テレメトアプリ』を無償でホームページからダウンロードして自由にお使いいただくことができます。TCP/IPのソケットを利用したデータ送受信用のソフトで監視とロギングを行うことができます。
サーバとして動作するとき、E-Control-Boxから切断することはありますか?
基本的には、接続したパソコンなどからの切断要求を待って切断します。ただし、無通信監視タイマ(初期値:60秒)が設定されている場合は、タイムアウトの処理により切断する場合があります。
バージョンアップについて
下記に示す2通りの方法があります。
・Telnetにて遠隔からバージョンアップモードに切り換えます。その後、FTPを使用してバージョンアップを行います。
・電源をOFFし、ディップスイッチをバージョンアップモードに切り換えます。その後、電源を投入しFTPを使用してバージョンアップを行います。
※バージョンアップ中には絶対に電源を切らないでください。故障の原因となります。
トラブル・その他について
接続中のパソコンの電源が落ちたとき、次の接続は行えますか?
このような状態が発生する可能性のあるシステムでは、デッドジョブタイムアウトの設定を行ってください。この機能は、設定した時間通信がなければ、接続中のコネクションを切断する機能です。
Pingを利用して接続確認を行うことができますか?
IPアドレスがわからなくなった場合の対処方法を教えてください。
ディップスイッチの操作により、工場出荷値の設定に戻すことができます。その後、再度設定を行ってください。
可能です。Telnetを使って設定内容を確認することができます。
価格・購入について
弊社製品はすべてオープン価格になっております。弊社営業部までお問い合わせください。
弊社ではロット数によるお値引きをしております。詳しくは弊社営業部までお問い合わせください。
地域により異なりますが、標準仕様品はご注文をいただいてから通常2〜3日でお届けできます。
ご購入価格が\10,000以上(税別)の場合は無料です。\10,000未満(税別)の場合は恐れ入りますが\1,000いただいております。
サポート・修理について
本Webサイトにてダウンロード配布を行っております。お手数ですが、ダウンロードのページよりダウンロードを行ってください。PDF方式につき、ご覧いただくにはAdobe社のAcrobat Reader 4.0以上が必要です。
ご購入先の販売店、もしくは直接弊社営業部までご連絡ください。通常はセンドバック方式にて対応させていただいております。(ご購入後:1年間無料保証)
※修理・交換、テクニカルサービスには、ユーザ情報の確認が必要です。ユーザ登録がされていない場合には、保証期間内であってもサポートが受けられない場合がございますのでご注意ください。
カスタマイズ・OEMについて
可能です。iNDではお客様のご希望に合わせた個別のカスタマイズを行っております。詳しくは弊社営業部までお問い合わせください。